聖天様の御札を授かり祀る場合は、基本的に神棚を準備します。
この神棚の高さについて、本日は解説したいと思います。
高ければ高いほど良い?
一般的に神棚は高い位置が良いと、多くの人が聞かれたことあると思います。
もちろん、低いよりは高い方が良いです。
しかし、何でもかんでも高ければ良い、というものでは御座いません。
高いが故に、不便となることも御座います。
火に注意
例えば、火を使うものです。
聖天様の神棚を、氏神様など神道の神様と同じように祀る人も居ますが、聖天様は仏教の神様です。
つまり、氏神様など神道の神様と、聖天様など仏教の神様とでは、神棚の作法が異なります。
例えばですが、聖天様は仏教の神様ですから、お線香や蝋燭を使用します。
お線香や蝋燭を使用するということは、火を使用するということです。
そこで聖天様の神棚を天井近くに設けた場合、お線香や蝋燭の火が天井に近くなります。
これは危険ですね。
目線より高くの意味
神棚は目線より高い位置に設置した方が良いと聞かれることも多いでしょう。
この目線より高い位置にという意味は、立っての状態にあらず、拝む時の状態です。
つまり、立って拝む場合より、座って拝む場合の方が、目線は低くなります。
目線が低くなれば、聖天様の神棚の高低範囲は広がります。
これで理解して頂けたと存じますが、聖天様の神棚は拝む時の目線より高ければ良いのです。
お線香や蝋燭は火を使いますし、他にもお花の花瓶や一番水など、取り替えには高いと危険です。
どうか安全が確保できる状態で、聖天様の御札を設置して頂ければと存じます。
どうぞ参考にして下さい。
合掌
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