昔ある人物が居ました。
豊臣秀吉は人誑しと言われておりますが、その人物もまた人誑しでした。
人に対しては頭の切れる人物でした。
自分勝手な行動で欲に溺れ、借金地獄であった人物は、ある時から自分は動かず、人を使い財を得ました。
自分は何もせず、他人が汗水流して稼いで得た財です。
この人物に使われたものは、財を貢ぎ捨てられました。
最終的に全ての他人を見捨てて、莫大な財を手にした人物は、幸せだったでしょうか。
気がついた時には、莫大な財を得たものの、周りに誰もおらず一人ぼっちでした。
そして朝から酒で寂しさを紛らわす日々を数年ほど過ごしたあと他界しました。
これも他人を泣かせて財を得た因果応報に御座います。
お金には多くの人々の念がこもっております。
人々に喜びを与え得た財と、人々に苦しみや悲しみを与えて得た財とは、同じ財でも全くの別物です。
人々に喜びを与えた財は、因果応報により喜びになります。
人々に苦しみや悲しみを与えた財は、因果応報により苦しみや悲しみになります。
結局その人物は他人を泣かせて得た財を残したまま寿命を失ったのです。
お金は生きるために大切なものですが、多くの人々の憎しみの念にまみれたお金じゃなく、多くの人々の感謝と喜びの念にまみれたお金を得るようにしましょう。
お金は凄く怖い生き物です。
皆さんは感謝と喜びの念にまみれたお金を得ましょう。
合掌
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